1947-11-14 第1回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第34号
これは歐州だけの傾向を知り得るだけで、こまかい正確なことはわからぬのでありますが、そういうようなことの言われるような情勢に差掛つておるので、世界の食糧需給を背景にして、日本の食糧需給がある程度緩和するかどうか。
これは歐州だけの傾向を知り得るだけで、こまかい正確なことはわからぬのでありますが、そういうようなことの言われるような情勢に差掛つておるので、世界の食糧需給を背景にして、日本の食糧需給がある程度緩和するかどうか。
第一次歐州大戰後の第一次、第二次五箇年計畫遂行の跡をわれわれは大いに學ばなければならぬ。殊に日本が一度は高度資本主義の段階に達したけれども、今や敗戰の結果、わずかに資本主義經濟を維持しているこの段階において、どうしても相當長期にわたる計畫經濟の實施は、日本の經濟復興をなし得る最大の要素だと思います。その意味で次會には戰後の新五箇年計畫實施の状況調査を聽きたいと思います。
と申しますのは、アメリカの立場から申しますれば、現在歐州經濟が混亂をし、さらに崩壊するならば、自然そこに左翼的勢力の擡頭があり、從つてそれを契機とするところのソ連の勢力の發展が豫想される。從つてこういう政治的な問題、ソ連の發展を防止するためにも、ヨーロツパ經濟の安定が行われなければいけない。すなわち、そのためにアメリカは對外經濟援助を強化しなければいけない。
私どもは歐州の食糧問題、あるいはアメリカにおける穀類の不作、また全國的にわたるところの旱害等から考えてみまして、用意ならぬ食糧の危機が招來するものであろうというような危惧の念をもつのであります。
○法華津政府委員 それでは私から大體今度の共産黨情報局が歐州にできるに至りました情勢につきまして、概説を申し上げます。その後のこまかいことにつきましては、ソ連專門の調査局第三課長から御説明をいたさせます。
それからファッシズムを撲滅すること、それからドイツからの新しい侵略の可能性を除去すること、それから歐州の諸國民の全面的の長期の協力ということを、ソ連の方では戰爭目的にしておつた。これに對しましてアメリカの方では何を戰爭目的にしていたかと申しますと、日獨という競爭者を相手として自分の支配的地位をつくりあげることを、アメリカの戰爭目的にしておつた。こういうふうに申しておるのであります。
ただ千五百五十カロリーというのは、今日諸外國、殊に歐州方面の食糧事情等を調査して、政府だけがきめたカロリーの基準ではない。これはある方面からも同じ意見であります。これはたまたま日本の米及びその他の供出物資と人口とで割出したものが、やはり千五百五十カロリーということになるのであります。
ところが大正三年以後の歐州戰争勃發するとともに、敵味方双方から行われた戰闘行為の中には、必ずしもそれまでに確立された國際法の原則が、その通りに遵守されたとは考え得ないものが出てきたのであります。私有財産については一言で申せば、敵産はこれを管理するという原則のもとに、取扱いが行われたのでありまして、その跡始末としてヴェルサイユ條約の中には、かなり詳細な敵産處分の條項ができておるのであります。
第一次歐州大戰以來またそれをぶつ壊したようなことがあつて、いろいろな沿革があるから、そんなものを見ていろいろな點を考慮したいというようなお話がありましたが、實はそれに關連いたしまして、降伏後における米國の初期の對日方針の聲明と言うものが出ております。
アメリカは、ポツダム方式は歐州の問題についてはそういう方式を約束したのだが、對日平和條約の問題については、その方式を適用するということを約束したことはない、そうして對日條約については、やはり對日戰爭に積極的に参加し、また對日平和、從つて太平洋の平和ということについて特別な關心をもつてゐる十一箇國を初めから入れてやつていきたいという立場をとつておるわけであります。
それは非常に惡質な詐欺の事件であると思つていいのでありまして、また奥地におりまする在留邦人は、新聞も正確に讀む機會もない、あるいはただいま歐州からの再渡航者、ポーランド人という話がありましたが、奥地に行つて勞働を拒否するというようなそういう状態、實はその通りでありまして、ラジオも聽けない所もありますし、はなはだ連絡が惡いわけでございます。
歐州におきましても、癩は一時非常に流行いたしましたけれども、適切な施設によりまして急激にその數が減じております。たとえばノールウエーでは十七世紀から十九世紀まで非常に流行いたしまして三百人くらいあつた。それが現在では七十人に減つている事實がある。英獨のごときはほとんど二十人くらいという話であります。
御承知の通り到るところ非常に掃除が行き屆いておりまして、山岳湖沼等が風致に富んでおりますために、歐州に遊びました外國の人々が、好んでスイスに滯在するというようなことのために、あすこにたくさん外貨が落ちる。それがためにスイスの一箇年の財政は、外客が落とすところの金によつて賄うというようなことを私は向うで聞いたことを思い出しましたのであります。
○一松國務大臣 今お話のごとく、第一次歐州大戰直後におきまして、スイス及びイタリーが觀光事業に力を入れて、外客を誘致し、非常な功績をあげ、財政もゆたかになつたというようなことは、私も聞いてよく承知しておるのでありますが、私ちようど先刻申し上げましたように、日本國民も、もう少しゆとりのある生活をしよう。そうして保健衞生という點に對しても、もう少し關心をもつてもらいたい。
○佐藤(觀)委員 第一次歐州大戰後に、イタリー及びスイスが非常にこの觀光事業に力を入れたのですが、その點について、厚生大臣の御所見を承りたいと思います。
私は歐州大戰のときにみそにつきまして——少し意見にわたつてすみませんが、どうぞお許しを願います。馬鈴薯のみそをつくることをやりまして、講習會を開いて大いに唱導をいたしましたけれども、これはみそじやないのです。みそのまねごとをしたのであります。これをもつてしては、日本の國民のカロリーというものが、ほんとうのわれわれの唱導するみそとはまつたく違うのであります。
それから公債の保有量からいきましても、第一次歐州大戰においては主要國家の公債の保有量は、その國民所得の一八〇%から二二〇%、今度の世界大戰爭後におきましてもイギリス、フランス、その他の主要國家の豫算の状態から見ても、同じく大體百六、七十%から二二〇%の率を保つておるのであります。
ただいま關係の深い四省と申しましたが、實は觀光については、先ほど政務次官が申されましたように、さらにこの觀光事業に關する資金なり資材の面ということになつてまいりますと、商工省當局なり大蔵當局が、非常な重要な役割をもつておられますし、また最近特にスイスなんかでは盛んに觀光を始めておりまして、外客をよんでおりまして、食糧の問題が、やはり歐州でも問題になつております。
根本問題は建設の面に積極的に費用をたくさん使うか、消極的な人件費等整理して、建設的のものにまわすかという問題でありますが、鐵道當局におきましては、消極的な消費の面を節約いたしまして、露骨に申し上げますならば、戰前二十六萬になつておりますが、これを整理して、積極的に觀光に備えるために、たとえば、米國、歐州におけるプルマン・カーのごとき高級車をつくつて、しかもこれを非常に高い料金をとつて、いわゆる政務次官